2015年1月29日

少し遅く起きた朝。

学校のような場所で客先の担当者たちと席に座っている。担当者たちは冊子を読みながら歓声を挙げている。横に座った先輩社員に事情を尋ねると「人事異動の通達」だという。しかし部署には見知らぬ人ばかり。「前の人達の仕事の出来が良くなかったという事でしょ。」先輩は俺の疑問に応える。廊下をうろつくがやはり学校のようだ。校内行事を終えた、誰もいない静かな校舎を思い出す。

考えてもいなかったが確かに客先は人事異動の通達が二月にあるのだった。

目覚めてから糞ばかりしている。

付け焼き刃の勉強をしながら試験会場へ向かう。試験会場は以前の職場に近い。

以前の職場で勤務していた際に利用していたチェーンの喫茶店に入る。勉強に取り組む二十代の男性を二人見つける。

一応勉強してみるがどうにも落ち着かない。昼時になり喫茶店に人が入り始める。

トイレで糞をしてやっと便意が落ち着いた。

試験会場にて女性の姿を数人見つける。係員の女性を合わせて六人は美人が居たように思う。試験の手応えは理数系の記述式の問題以外は穴を埋めたものの、唯の作業でしか無かった。また次の機会が必要だ。

帰って食事の支度をしながら、簡単にテストの気になった部分の答え合わせをする。するとテスト中はそれなりに冷静らしい事も読み取れる。今思えば学生時代は苦し紛れの合格点と同情で「乗り越えさせて貰っていた」のだ。ここでそのツケを払う時だ。

明日は雪が降るらしい。降ったところで何が変わるのかと考える。気分が変わる、としか言いようが無い。