午前一時の起床。PCでダウンロードなり更新をしてシャワーを浴びる。首すじの出来物から血が流れる。外から雨音が響く。そういえば女性になり大きな胸を持て余す夢を観たような気がする。
電車に乗ると眠りに落ちた男性が座席から動かない。電車が動き出し男性を薄目を開けてやり過ごす。
雨に濡れた屋根が曇天の下で滑り光って気持ちが悪い。女性が革製の手袋をはめる。イヤフォン越しに聞こえる男女の会話は睦みごとのようだ。
電車が駅に停まる度に押し出され押し込められる。
陽が射す。濡れた路面の乾き。傘を持ってこなくて正解だったと思う。
結局明日出社する事になる。全く下らない。
帰り際、先輩社員たちと雑談。色々と聞き話して気を静める。それでもやはり腹立たしい。
友人と昨日から連絡を取っている。ライブに行こうというので「まず女性を誘ってからにして欲しい。」と冗談半分で伝えていたのだが「告白して断られた。」のだと言う。二つ返事でライブに参加する事を伝える。友人の行動を羨ましく思いつつサイボーグ009リメイク版のキャッチコピー「終わらせなければ始まらない。」が頭をよぎる。若い振りはもう充分。幼年期の終わり。
