洗濯し部屋の掃除をした後、以前の職場の上司に連絡を取る。話をしてみると元同僚たちが話している事は概ね事実だった。「しかし皆辞めたのにも細かく知っているな。マメだなぁ。」そんな上司は業務委託契約が切れ、他部署へ異動となり今はそれなりに充実しているらしい。「異動になってからコンサルの仕事をやりたいと転職活動をしたけど、三十五歳という年齢だとね。あと二三歳若ければ判らないけども。幸い今の仕事がそれに近いものだから楽しいよ。」私生活では子どもが出来たと聞いていた。「奥さんが実家の韓国に子どもを連れて帰っているから、今はたまたま一人だよ。」なるほど、電話からは物音一つしない。
食材を買いにスーパーへ行く。昼にラーメンを作り、取り留めの無い事をしているうちに眠る。
辺りは既に暗い。洗濯物を取り込み夕飯を支度。
特に何事も取り組めないという日もあるのだろうという感慨が沸く。
