気がつくと午前七時を過ぎていた。急ぎシャワーを浴び着替え出掛ける。
遅く自宅を出た時に限って電車がドア点検を始める。
昼食を取る為に外に出ると雨が降っている。今日は肌寒い。
バッハのオルガン小曲集を聴き始める。
仕事の量が普段より多く、珍しく残業する。
徒労感さえもう無い。
玉ねぎと鳥肉のカレーをつくる。玉ねぎを炒めながら適当に赤ワインをぶち込む。紫色になった玉ねぎは赤ワインが必要無い事をよく物語る。長々と炒め、水を入れ煮る。灰汁を取りながら旨味と灰汁を分ける方法があるのだろうかと考える。灰汁による雑味や苦味は、ソースに利用される事もあるという。
自分で作ったカレーは不味い。