2014年8月31日

ジムに向かう。道すがらふくらはぎにかゆみ。下を向くと蚊が張り付いている。えいやと張り手を見舞いパチンと昇天させ、死体を払う。手に残った血の塊。

アイスカップを持った男女。俺の隣には誰もいない。もちろん昨日の公園のベンチで隣に座った女性など存在しない。観念の万能。但し、現実感は一切無い。

ジム。モニターを眺める。二十四時間テレビがやっているらしい。チャンネルを変えるとハルクが放映されている。音声は聞いていないので詳しい事は判らないが心拍数が上昇すると変身してしまうらしい。その為、主人公がヒロインとセックスに及べないという事態が描かれている。

ジムを出ると陽が射している。

朝洗濯したシーツとタオルケットを取り込み、ジムで汗をかいたウェアを干す。

スーパーで売っていたペルギービールを開ける。晩酌の習慣など持ち合わせていないし、やはり喉でも乾いていないと美味さを感じない。