2014年7月12日

晴れているのでシーツやタオルケットを洗い干す。昨夜洗濯の際に柔軟剤を使うのを忘れた事に気がつく。うんざりしながら洗濯物を干していると左手に蚊に刺された痕が残っている。取り敢えず一掻きし、部屋に入ってきた蚊を叩いて憂さを晴らす。一寸の虫にも五分の魂、そもそも魂とは、有機物の終わりある恒常性に仕掛けられた制御装置なのか?

そろそろエアコンを使わなくては暑くてやってられない。エアコンのフィルターやらを洗いがてら、シャワーを浴びる。

八時十五分起床。スマートフォンを見ると昨夜メールを送った友人から返信が届いている。二年間イギリスのワーキングホリデーから帰国した友人が山梨県のワイナリーに勤め始めた。暇を持て余していたので、訪ねたい旨を昨夜メールしたのだ。どうやら問題無いらしい。

ジムに向かう。陽射しが強い。これは夏の陽射しだ。そして夏の陽射しは何だが喧しい。駅構内にはシーリングファンとエアコンの音が響いている。車内には子ども連れ、ベビーカーが並ぶ。子どものあどけない視線に晒されながら電車の発車を待つ。

ジムにて運動。さすがにナイロンのスポーツウェアは暑苦しいので、半袖短パンという格好で取り組む。すると汗を思いのほかかかなかった。ジムのエアコンが効いていたのか、服装の結果か、割と快適だった。モニターでは有吉と生野アナの散策番組を眺める。

帰り道、スーパーに寄り食材とエアコン清掃スプレーを買う。「電気代の節約に」と謳われたスプレーをエアコンに吹き付けながら、垂れる水滴を雑巾で拭う。

夕方、涼しい風が吹いている。知らぬ間に寝入っていた。夕飯の支度をした後、PCで作業に取り組む。一ヶ月も前の記憶が朧気になり霞んでいた。

平成版ガメラ第一作を鑑賞する。やはり面白く絵になるシーンが多い。一九九五年の作品らしい。あの時、世の中の出来事はまだ他人事で、俺には関係無く、大人が何とかしてくれると思っていた。そして今は関係があったとしても、自分に出来る事はかなり限られているという事を知っている。大人もまた大半は無力であり、しかしそれでも年齢を重ねるにつれ、この理不尽なものを誰に言われるでもなく引き受けているのだ。