2014年7月7日

蒸し暑い。駅構内が妙に騒がしいと感じていたのだが、空調機だけで無く天井のシーリングファンが回っていたからだ。

起床。いつも通りPCを立ち上げる。シャワーを浴びる。着替える。この繰り返しである。PCを立ち上げ、今日が七月七日、七夕である事を知る。今思えば商店街の路地に竹に吊るされた短冊を見掛けていた。その願いは「完走したい」「ゴルフのスコアが伸びますように」と言ったもので、ある意味微笑ましく、そして特に叶えたい願い事など無いと感じさせた。では翻って俺に願い事はあるだろうか?

満員電車が無くなりますように。押し込まれた果て、目の前の男性が顔を動かす度、髪の毛が鼻を掠める。電車内の空調が髪をはためかす。

同僚によれば七夕は織姫がそうだったように稽古事の上達を願うものらしい。そもそも織姫が稽古事を、きっと機織なのだろうが、上達したいと願った事を知らなかった。だとすれば先に挙げた短冊こそ、願い事にこそ相応しいという事になる。

帰りの電車のなか、スマートフォンを取り出す気にもなれず、目を閉じる。耳許ではでんぱ組.incのセカンドアルバムが流れている。渇き。に挿入歌があった事がきっかけで聴いている。どんなにやかましく、けたたましくとも、電車が自宅の最寄駅にはいる頃には眠気に襲われていた。

コンビニで誤ってラークの一mmを買ってしまう。腹立たしい。