2014年7月5日

賃貸アパート。父や母、客先の営業の男性や女性と共に祝宴が開かれている。男性が商品の説明をした後、どうやらこの男性と恋仲にある女性が喧嘩を始める。この女性に好意を持つ俺はそれをいやらしくも喜んでいる。泥酔した女性は上着を脱ぐが、何故かネットに繋がれていた一連の映像は忽ちネットを掛け巡り、女性の手書きの謝罪文が自身のブログに記載される。ブログの更新は今後は無いという。

妙な生々しさのある夢から目覚め、今日が土曜日である事に気がついて少し胸を撫で下ろす。スマートフォンをタップし天気予報を確認すると曇りのち雨。耳栓を外し雨戸を開ける。窓際に干した洗濯物の匂いが鼻をつく。

メガネが届く。今まで仕事上の必要性でメガネを掛ける事はあり、鼻メガネだ、いやらしいと言われている。なるほど、鏡に映ったその顔をは指摘通りだ。しかし転職を重ねデスクワーク中心の生活になった今、視力の低下が著しい。ブルーライトカットの信憑性はともかく生活の倦みを少しでも解消出来るのなら良いだろう。そしてこれは眼鏡型のウェアラブルデバイスに違和感無く移行する為の布石なのだ。

ジムに出向く。わりかし身体は軽い。外国人風の女性がやってきてストレッチを開始する。関節のあらゆる可動域が圧倒的に広い。モニターで三軒茶屋をぶらつく芸能人とアナウンサーを眺める。太子堂という地名は聖徳太子を由来にしている事をはじめて知る。

スーパーに寄り自宅に戻る。特段面白い事もなくディスプレイを眺め、少し寝入り、夕飯の支度をし食事を取る。母から電話がある。姉の入籍や親類の遠い結婚式について語られる。そして父と同じように「最近親類からあなたは結婚しないのかと聞かれるのだけど?」と言う。またかと思いつつそういう事は当分無さそうだと答え、父からもそう言われた事を告げ笑う。