2014年6月11日

寝不足。寝違えたのか首に違和感がある。自宅に戻り本を読んでいる間に寝てしまい、これが原因でなかなか寝つけなかった。どうしてもDr.ペッパーを飲みたくなり近くの自販機まで歩いた。高層マンションの各部屋に光、アパートから漏れる浴室のシャンプーの匂い。吹き上がる記憶、取り留めなく、役に立たない。

シャワーを浴び、着替え、夜に干した洗濯物を取り込む。乾いていない。しかし雨に降られるよりましだろう。曇天で陽は遮られ気温は低いが電車内は蒸し暑い。額に汗が浮く。垣間見えた文庫本の頁ではケイシーなる女性が見た後メモを戻し洗面所で顔を洗っている。何か重要な事が書かれていたのだろう。しかし何故メモなのだろうか?誰かの走り書きだろうか?電話から聞き取った内容だろうか?内容を聞き取った人は顔を洗っただろうか、それとも伝聞の内容を解する立場に無かったのだろうか。

雨が降る。小雨だったので傘を持って来ていない。洗濯物を取り込んで正解だった。しかし傘を持たずに事務所を出た事は間違いだった。しかし雨が止めば問題は無い。また雨に濡れたところで実際のところ問題も無い。何故俺は雨を忌避するのだろう。雨樋から化粧鎖に一滴一滴伝う雨水を眺めながら暇を弄ぶ。

帰り道、急に土砂降りになる。これだけ雨が降ると冷静を通り越し無関心になってしまう。ヨアン=グリロ「メキシコ麻薬戦争」を読み終える。マリアナの合法化が麻薬カルテルの資金を削ぐ事になる事が語られ、同時に国連条約に反する事が語られている。グローバリズムの影響は本書でも語られているところであるが、分離独立が志向され、必要とされているという事なのだろうか?そんな拙速な結論が頭を掠めてしまう。