2014年6月6日

通勤途中、耳許で宇多田ヒカルが「将来国家公務員なんて夢に無い事を言うな」と唄いあげ、思わず笑ってしまう。

午前四時半起床。無駄に朝が早い日が続く。昨日早く寝たのが原因とはいえ、ここまで来ると暇なんだなと思う。シャワーを浴び、残った時間は今年聴いた音楽をまとめる作業に費やした。

濡れた傘になるべく触らずに傘を紐で束ねる方法―傘を手首で一回転出来るよう持ち、紐を片手でつまんだまま、手首を捻る―すると何とか傘が一周して紐を閉じる事が出来る。以上、日常の創意工夫。

部活の先輩2名と自宅の近くで出会う。なんと近くに住んでいたらしい。面白いシェアハウスがあると言い、そこを尋ねる。寺のような外観のそれはシェアハウスというより学生寮。一部屋に二人入居、二段ベッドが置かれている。朝食時に尋ねたのだが、黄色い豆を炒ったものが主食だった。修行なのだろうか。シェアハウスを出て、商店街を歩く。小さな紳士服店を先輩が入り物色を始めた。お洒落な人はこんな店でも服を探すのかと感心する。すると先輩二人は俺を面倒に思ったのか走って逃げた。それほど本気でも無かったのか、すぐに追いつく。自宅の近くの整地された場所に人だかりが出来ている。見るとお湯が湧き出している。こんなところに温泉が湧くのかという感慨。

雨降り。室内に効いた冷房が肌を冷やし雨が刺す。ヨアン=グリロ「メキシコ麻薬戦争」を読み進めている。麻薬カルテルが重武装化された理由は端的に言えば「私設ボディガードとして特殊部隊をリクルート及び訓練させた結果、他の麻薬カルテルにも普及した。」という事になる。メキシコの警察、軍隊がカルテルと癒着している事が当然な状況となっている。

事務所を出る。昼より雨脚が強くなっている。目の前を歩く三人組の男たちの背中が濡れている。駅前のATMでお金を引き出し、ドラッグストアで洗剤、柔軟剤、制汗剤を購入。スーパーに寄り安い弁当とカットサラダや缶詰を買う。

食事を取り、シャワーを浴び、洗濯をする。土日に良い天気は望めないならいつ何時に干しても良い事になる。機会を伺うやら逃すやら、それが言い訳だという忠告にも、飽き飽きしている。放っておけ。雨は止みそうに無い。