2014年5月19日

スマートフォンの目覚ましアプリで目を覚ました。何も憶えていない。アプリはグロンサンのお疲れさんアラーム。現在すでに星名美津紀川村ゆきえの画像の揃え、奥仲麻琴の画像収集に取り組む形になっている。今までも画像を揃えるようにしてきたが、効率という観点から見れば手動でアラームを鳴らし続け画像収集する方が早いのだろう。毎日女性の声で起きているが幸福感を感じた事は一度も無い。そもそも目覚ましというものは忌々しいもので、学生の時ルイ=アームストロングの軽快な演奏を目覚まし代りにしていたが、最終的に演奏に苛立ちを覚え、ラジカセのアラーム機能を使わなくなった。それ以来、好きな物を道具として使う事を辞めた。

後ろから吊革を掴む女性の細い腕に巻きつけられた白い腕時計。ブランドも金額も判らない。脚を彩るパンツの模様がヒップから股下に消えていく。男性の胃からこみ上げる匂いに辟易しながら電車は進む。耳許で少女時代の楽曲が流れたがタクシー以降、聴けたものではなく、アメリカ進出用の楽曲を最後に活動が行われているかも知らない。やたらももいろクローバーZが流れる。シャッフル機能を使用して一週間、三百曲を再生したらしい。楽曲を多いのはGRAPEVINEだ。「1977」が流れ夏が近づいているという。今日は晴れている。

客先からの帰り道、修学旅行中の中学生が路上に座っている。歩き疲れたのだろう。東京観光と言われて何を観るべきか。美術館にでも行けば良いだろうか。とはいえ一人で行動出来ない以上、賛同が得られる場所では無いだろう。東京タワーやスカイツリーでも登ればいいだろうか。俺は一度も登った事が無い。所詮、俺も上京した田舎者に過ぎない。