借りぐらしのアリエッティ

米林宏昌監督作品『借りぐらしのアリエッティ』を観た。
実はもっと人と小人のやりとりが多いものかと思っていた。しかし二人のやり取りは慎重に、しかし共に思いながら、というかたちで進む。
人は小人を思い行動するも小人を追い込んでしまうという状況、心臓に病を抱えた少年は小人に残酷な言葉を放つも自らの状況を笑う。
しかし彼らが人と小人であるという再認識を得ると物語はするすると二人は睦み合わせることになる。
非常に丁寧に心理描写がされており、ダイナミックな感じは無いが、私は好みだった。
小さかった時、小人になったらなと想像した事は一度だけでは無かった。そんな小人の生活描写をきちんと描いているのも良かった。



借りぐらしのアリエッティ [DVD]

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