ジェーン・スー著『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』を読んだ。
著者は作詞家、ラジオパーソナリティー、コラムニストとして活躍している。私はラジオで著者の30代女性の恋愛事情についての語りに爆笑したくちであり、本書も笑ってやろうと読んだものである。
本書は著者とその仲間が30代の時に飲みの席で自分たちがプロポーズをされない理由を挙げていってリスト化したものを整理してまとめたものだという。
私は笑いながら本書を読み進め、男性の扱い難さについて書かれた部分については反省した。ちなみにそれは男のプライドについて書かれたもので、反省してどうなるものかは知らない。
しかし本書は結婚出来ない事を責めるものではない。著者は独身生活が楽しくて仕方がない、それ故に結婚出来ないと語る。
そう、本書は女性に結婚する事も独身生活を続ける事も、等価で扱っているのだ。「かぐや姫の物語」を観て悲しくなった人にぜひ薦めたい。今は割と自由なのだと。
さて、本書を読んだ後、女性を笑ったのだから、自らも笑われなければと二村ヒトシ著『すべてはモテるためである』を手にとったのである。
私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな (一般書)
- 作者: ジェーン・スー
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2013/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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