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奈良を散策する。

簡易宿泊所の乾燥した部屋の中で起床する。テレビを点けるとノーベル賞の話題が続く。シャワーを浴び、部屋の窓を開けると騒がしい音が聞こえる。
簡易宿泊所を後にして、京都駅に行く。実は京都駅というて建物に以前から興味を持っていた。
高い天井、長い階段、設計は黒川紀章だったと思う。大学時代、友人の父がこの駅ビルの設計に関与していたと聴いて驚いたのだった。

       
【京都駅。確かガメラが破壊した場所だったような。沈黙の階段があるんだったかな…】

近鉄線に乗り、近鉄奈良駅を目指す。郊外、田園風景、文庫本から顔を上げると実家の路線で見た車窓と同じような光景が続く。
終点の近鉄奈良駅にて下車、ひとまず東大寺を目指す。非常に天気が良く、暑い位だった。
路上に鹿糞が垂れており、「ふんふんふん〜鹿の糞♪」と頭で独りごちる。


【奈良の鹿と糞。我が物顔でいたるところにいた。】

東大寺を鹿横目に周る。外国人が多い。京都よりアジア系の人が多い印象を受けた。
東大寺はしかし大きい。巨人でも住んでいるのかという大きさ。もちろん大仏が入っているのは知っていますが。

 
 
 
  
   
 
東大寺南大門。運慶、快慶作金剛力士像というものか、と。あれほどしつこく憶えさせられた用語も今となって霞んでしまう。】

 
 
 
 
 
 
 
東大寺の大仏様。目が細い。外人さんが柱をくぐり抜け拍手を頂いていた。

 
 
東大寺を観終え、敷地内の建物を見て周る。色々な神社仏閣が寄り集まっているという事を初めて知った。】

公園内を歩きながら、牡鹿の鳴き声を聞く。修学旅行に来た小学生が前習えをしている様子を見ながら、まだ前習うのか小学生は、と感心した。
そのまま修復中の興福寺の敷地を見て周る。

 
 
【前習う小学生と興福寺。修学旅行に来た高校生の集団を見たが、ノッポの高校生が独り集団から離れているのを見て、そういうものだな、高校生って、なんて思う。】

独りで岡山、京都、奈良と見て周り、さすがに何か耐えられないような気分になっていたのだが、とりあえず大阪まで行く事にした。
近鉄線に乗って大阪を目指す。電車の車窓から奈良の丘を越えて大阪市内を見下ろす様子は気持ちが良かった。
環状線に乗り換えたところで、帰る事に決めた。しかし昼時だからだろうか、環状線には人が少ない。ぼんやりしながら大阪市街を眺める。
新大阪にて新幹線に乗リ換えた。帰りの電車のなか、文庫本を読みながら、隣に座る調子良く酔った爺さんを眺めながら、残りの休暇は、本を読んで過ごす事になるなと思うのだった。