2010年過剰に(意味を)読み込ま(め)ない音楽語り

風の歌

風の歌

真昼のストレンジランド

真昼のストレンジランド

長田進名義アルバム以降の初シングル『風の歌』、来年には『真昼のストレンジランド』の発表を控えているGRAPEVINE。
『風の歌』にはブックレットが付き、自作について語り、近年音楽に対する姿勢に変化が見られるヴォーカルの姿。『風の歌』自体も円熟の味、余裕が感じられる内容になっています。『真昼のストレンジランド』も『イデアの水槽』以降の「〜の〜」という題名、おそらく『イデアの水槽』のような衝撃的な内容になる予感。『風の歌』の円熟と余裕から期待を裏切るという意味で期待します。

CYPRESS GIRLS <完全生産限定盤>

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DETECTIVE BOYS <完全生産限定盤>

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別段語る程知らないBase Ball Bearの2枚同時発売のアルバム。今まで児玉裕一作製のPVで音楽を聞いているだけでした。しかし『CYPRESS GIRL』にサカナクションボーカルが参加しているとの事でにわかに興味が沸き、2枚同時購入。『DETECTIVE BOYS』も豪華なメンバーの参加、今年の後半は耳触りが良いのでこの2枚のアルバムを主に聴いていました
又、上記に挙げたPVも最高です。

アイデンティティ(初回限定盤)(DVD付)

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続いてサカナクションのシングル。ライブ映像目当てに購入しましたが、かなり格好良く、取っ付きやすい曲です。又、Ustreamで初見PVで即興演奏する様子を放送する等、挑戦的かつ思考錯誤な試みをしている姿勢には非常に共感出来ます。

Kimonos

Kimonos


ZAZEN BOYS向井秀徳とレオ今井のプロジェクト『Kimonos』。相変わらずの諸行無常、この路線が好きなので問題ない。

野生の思考

野生の思考

  • アーティスト: 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール,細野晴臣
  • 出版社/メーカー: ewe records
  • 発売日: 2006/10/10
  • メディア: CD
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記憶喪失学

記憶喪失学

ニューヨーク・ヘルソニック・バレエ

ニューヨーク・ヘルソニック・バレエ

『南米のエリザベス=テーラー』を聴いて以来、少しずつ購入して聴いていた菊地成孔。音楽について語る事にも躊躇無く、最近では思想誌にも参加している様子。自身はゼロ年代の自身の音楽をまとめた2万円するUSBメモリ『闘争のエチカ』を販売。購入を迷いましたが、とりあえず地道にアルバムから聴いてみました。
どうにも哲学がありそうな題名や教養を要する文脈に置かれた曲達を理解する知識は持ちあわせていませんし、思想地図βの座談会では楽曲分析して欲しいと話す姿勢から、素人には読み取れない意味が音の連なりにある、もしくは意味を与えるべきという考えの様子は伺えます。
上記の動画は『南米のエリザベス=テーラー』から「京マチ子の夜」です。動画の内容は非常にエロティック且つ難解、実は副音声があり登場人物のセリフが聞けるのですが、それを聴いても果たしてという内容。
判らない物を自分に与えるというのは、タバコやアルコールを摂取するような快楽であります。
それではまた来年。