終 帰道に思う事

 午後9時もまわった新宿駅西口でストリートミュージシャンが唄い、その想いを語り、それを5m離れた場所から聞く人々、ちらりと彼らを見ながら歩く人々、その中にいる自分を意識しながら、宝くじがあたらねーかなー、とか、今日の夜も松屋なのか、夜ゴハン位つくる時間が欲しいなー、仕事やめてぇ等色々な想いをままにして、とりあえずその日を終えて明日になれば、というか土日になればと思い、最近は薄着の女性がいて、目線を送る場所に困るフリをしているが、ショルダーバッグの紐が両乳房の間を通って、胸が強調される現象を何というのか考えながら・・・ふとストリートミュージシャンの男が自分の歌の前説で、詩について語っている、辞めてくれ、どうせなら彼に、「唄を唄っているけど、宝くじ当たったら、すぐにプータローになりますけどね」って言ったら、俺も立ち止まって、5m程離れた場所から彼に声援を送りたい。