雪が降る

 雪が降りました。しかしそこに瑞々しい感情が芽を出すようなことはありません。むしろ怠惰な気持ちになるだけなのです。駅のホームで電車を待っていると、女子高生が積もった雪をローファーで踏みつけていました。それをみてかわいらしいものだなと思いました。電車は雪の影響でなかなかきませんでした。そして先ほどの女子高生をみるとまだ雪を踏みつけていました。先ほどはかわいらしいと思いましたが、その時はばかじゃねぇのか、と思いました。見かた次第、そんなものです。