雑記(2014.3.11~)

平成29年6月14日/年の半ばの息継ぎ

ミッキーマウスに彩られたかりゆしウェアを着た大学生の男女が電車に乗り込んでくる。女性が席を探し、仕方無く私の隣に座り、男性が吊革を握り、態勢を崩す。「この格好恥ずかしいかな?上着着よう。変かな?」「ズボンに入れれば大丈夫じゃない?でも、別…

2017年6月1日/1ヶ月間

杖をついた夫婦とその家族が電車に乗り込んでくると、隣の青年が立ち上がり、座席を譲った。「直ぐ降りますので。」と断られ、再度青年は座席に座り直す。私は何も出来ず、ただそのやり取りを眺めているだけだった。嘔吐物に塗れた青年が電車の座席に座り眠…

2017年5月4日/情報量が多くても万能では無い

電車を千葉駅で乗り換える。随分と印象が変わったと思う。学生時代はふらふらしていたものだが、今となっては仕事の為に電車を乗り換える場所でしかない。一方的な主張をただ聴くしかない仕事というものもあるのだろう。残念ながら期待に添えそうも無い話だ…

2017年4月23日/海が見える市役所にて

電車に乗り込むこと女性が座席に横になって眠っている。最初は無視していたが、周りの女性を訝しむ視線を見つけ、「もしかしたら死んでいるのでは?」と思い、女性を見ると鼻を擦っている。どうやら死んでいる訳では無いらしい。ホッとしてスマートフォンを…

2017年4月13日/New Chapter

以前、美しいと思った相模湖の夜景、よくよく考えてみると諏訪湖の誤りだった。雨の冷たさをしのぎながら過ごしている。新幹線に利用は何度やっても上手くいかない。切符を買ってから、改札を抜けるまでにいつも一手間掛かっている。どうにも北朝鮮の情勢の…

2017年4月8日/病院受診と石原さとみ

桜の開花に無感動な自分を発見し、コートを脱いだ女性の身体のラインに心をざわつかせる三十代の春。こうやって言葉にすると唯のスケベなおっさん、傍から見れば助平親父、エロ親父になったのだなぁと感慨深い。そんな思案の四季を一巡りして、やっと桜が美…

2017年4月4日/督促

年度末最後の平日の朝を走る。年度末最後の平日だからなのか、電車の進みがいつもより遅い、というのは言い訳で、そもそも自宅を出る時間が遅すぎたのだと思う。形式だけのタイムカードは無慈悲に午前九時一分と刻印される。息を整えたところで、事務員から…

2017年3月26日/ゼリーに鑑みる

相模湖の夜景が美しいと思う。しかし、それを分かち合う相手もおらず、運転中に視線が定まらなくなり、何とかパーキングエリアに逃げ込んだ身の上では、ちぐはぐな感想だとも思える。良く出張先を楽しむなどというが、そういう余裕は未だ得られていない。そ…

2017年3月20日/〆

赤ん坊の泣き声が車内に響く。 何とか官能小説の三冊目を読み終え、解放された気分でいる。三冊目は余りにも官能が無かった。飛浩隆の廃園の天使シリーズを読み、官能とは人間の感覚に対する訴え、もしくは人間が感覚として捉えられる刺激であることを知った…

2017年3月13日/進捗報告

金曜日から土曜日に掛けて遠出した業務の報告を適当にしていると「ああ、ああ。」と適当な返事が繰り返される。他人は自らの鏡である。 新たな世界を切り開くべく二冊目の官能小説を読み終えた。題名は「陵辱職員室 新人女教師 【真由と凉子】」である。内容…

2017年3月11日/休日出勤

出掛けた先で一服したくなり、喫茶店に入り、おそらく飲んだ事がないであろうケニアコーヒーを注文する。スポーツ新聞を眺めながら煙草を燻らせる老人、明後日の方向を向いて丸い背中を晒す高齢の女性、中年の男性相手にPCのモニターを向けて契約手続きを進…

2016年3月7日~2016年3月11日

上司が「もうすぐ三月十一日だ。」という。何年経ったのだろう。「もう五年だよ。」そんなに時間があったのに成長した気がしない。「日々変わっていると思う。」果たしてそうだろうか?振袖姿の女性を見掛ける。自らを引き受けるという人生の掛け替えの無さ…

2016年2月29日~2016年3月6日

小埜涼子、吉田達也のSAX RUINSの作品を聴いている。シリアスな内容なのかと思ったがドリフの効果音みたいな音が鳴ったりする遊びが楽しい。外周りの為に家を遅く出たところ、子どもを自転車に乗せた人々を多く見掛ける。出勤時間を少し変えただけで住む場所…

2016年2月22日~2016年2月28日

客と同業他社と共に現場に赴く珍しい業務を与えられたのだが、何かと疲れたのは現場を取り仕切るリーダーの不在だろう。路上に犬の糞が入れられた袋が踏みつけられていた。電車の扉に「げじまーゆ」とかき傷があった。fallout4ばかりプレイしている。何も無…

2016年2月15日~2016年2月21日

朝家を出ると赤い髪の男性が眠り掛けた金髪の女性を支えながら歩いているのを見掛ける。上司に突き抜けた男と評され、思わず充実した毎日を送っていると口にした時、欺瞞だと思った。あるルールの上での裁量に一喜一憂している場合では無い。ヤカンを眺めて…

2016年2月8日~2016年2月14日

ジョン=ルイスの平均律クラビィーアをようやく全て聴く事が出来た。GRAPEVINEの新譜BABEL,BABELを聴いた。これが素晴らしい。音の質が明らかに変わった。事務所移籍後の前作が結節点だったと言われるのかもしれない。しかし前作はこれまでのアルバムと比較…

2016年2月1日~2016年2月7日

ジョン=ルイスの平均律クラビィーアを聴いているが、ベース音が響いてくるのがとても新鮮な印象を受ける。後輩をからかっていたら本当にうんざりした顔をしたので腹を抱えて笑ってしまった。星という字は日を生きると書く。日々生きる場所、それが星という…

2016年1月25日~2016年1月31日

Snarky Puppy、挾間美帆の音源をたまたま聴いたのだがとても良かった。考えてみるとJazz The New Chapter 3は読んだものの、音源をほとんど聴いていなかった。勿論、紹介されていた音源を全て試聴する時間も無いのだが、横着するものでは無い。そこで改めて…

2016年1月18日~2016年1月24日

本当に雪が積もっていた。友人や両親に連絡してみたところ、積もっているやら雨だけだとも返事があった。この程度なら仕事への影響は少ないだろうか、そんな事を考えながら身仕度をした。会社に置いたままにしたブーツを回収しようと、自宅からビニール袋を…

2016年1月11日~2016年1月17日

ストルガツキー兄弟の滅びの都を読み終える。この著者の作品の中で最も観念小説的な印象を覚えた。J-POPを聴くと空元気になってしまうからタチが悪い。酒の肴に酒盗を買ってきたのだが酒が進み過ぎてしまう。温かい白飯に載せると生臭いとも思える。更に酒盗…

2016年1月4日~2016年1月10日

答えが出ないのは当たり前であり、結局のところ決断が物事の大分だと改めて思う。髪を短く切り白髪を見つけるのが容易になった。老いに対する自覚は身体的な変化が養うものだろうか。久しぶりに図書館に出向いた。ストルガツキー兄弟の著作を読む為に基本的…

2015年12月28日~2016年1月3日

学生の時、教師に新共同訳の聖書を勧められた事を思い出した。これから新約聖書と一度挫折した旧約聖書を読み直そうかと思う。しかし旧約聖書の新共同訳は電子書籍には見当たらない。ふとドイツ人ゴールキーパーであるオリバー=カーンがハンドでゴールを入…

2015年12月21日~2015年12月27日

駅に着いて定期券を忘れた事に気がつく。全く自分には呆れるしかない。金が惜しければ遅刻しても良かったのだと後になって気がついた。割と単価の高い喫茶店で若い男女が語り合う姿を見掛ける。クリスマスイブの朧月は何やら大きく見えた。駅構内、エスカレ…

2015年12月14日~2015年12月20日

カール=ルイスが世界で一番脚が早かった頃、彼の名がその代名詞だった。そんな事を思い出した。コンビニのレジの前で財布を忘れた事に気がつく。全く自分には呆れるしかない。天冥の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと PART1 を読み終える。役者は揃い、一同が…

2015年12月7日~2015年12月13日

十二月のイルミネーションを家に飾る親子を見掛ける。この輝きは必要とする人たちだけに用意された物なのだと腑に落ちた。電車に乗ろうと駅に赴くと電光掲示板には電車の遅延情報が流れて行く。「~線は~駅で起きた人身事故により」路線は一つでは無いらし…

2015年11月30日~2015年12月6日

椎名誠について調べていると、ネット上に公式の文学館があり、目黒考二と共に全著作を振り返るという企画があった。まずSF三部作及び読んだ記憶のある私小説について読んでいった。著者自身、忘れている作品があったりするのはご愛嬌だが、旧知の間柄の二人…

2015年11月23日~2015年11月29日

掃除をしたのだが一向に終わる気配が無い。台所を主に取り掛かったのだが、長年住み暮らした生活感は消えなかった。とんかつ屋で熱燗で日本酒を飲む。通しで味噌田楽とこんにゃくが出る。ラジオから流れるのはのど自慢だがよく鐘が鳴る。参加者の嬉々とした…

2015年11月16日~2015年11月22日

中年の男性がスマートフォンでアプリを起動させて「うんち」と入力して送信するのを垣間見てしまった。ちょっとした事でも簡単にやり取り出来る訳だから勿論内容もどうにでもなり得てしまう。Sugadairo piano solo at velvetsun を聴いている。ピアノの旋律…

2015年11月9日~2015年11月15日

雨が降っている。おかげで蒸し暑く、電車の中で額に汗を流している。汗、労働の対価、輝き。なんてこった、俺が本を読んでいる間にあいつは女と寝ていた。全く取り返しがつかない事になってしまった。なんてこった、俺が女と寝ている間にあいつは本を読んで…

2015年11月2日~2015年11月8日

沖縄。山の中腹に温泉が湧いたという。老人たちがぶつくさ言いながら温泉の周りにたむろしていた。温泉に向かわなければ、境内で人力車を見つけ、それに乗り込み鳥居を潜り抜ける。近くに居た守衛は「境内で運転するとは。」と呟いた。目覚めると外から雨音…

2015年10月26日~2015年11月1日

スエットに着替えパソコンを眺めていると首筋に何かが這っているようだった。半信半疑で首筋を二度叩くと、手の平にバラバラになった大きな蟻の死骸があった。思わず声を挙げるが、おそらく洗濯物を取り込んだ時、そのまま家に迎え入れたのだろう。イスラム…

2015年10月19日~2015年10月25日

制服を着た子どもが満員電車に乗り込んで来た。後ろに下がった女性を懐で受け止める羽目になった。子どもは周りを顧みずソフトカバーの本を貪り読んでいる。坊主頭越しに頁に彩られた紋様が目に入る。ファンタジー小説でも読んでいるのだろう。自分が本を自…

2015年10月12日~2015年10月18日

外は雨だった。わざわざ出張までしてやる事が他愛も無いものだった。日々小間使いだと吹っ切れているつもりだが、忙しなく働く人々の横では、さすがに情け無さくらい感じるべきだろう。年長の社員共に作業に従事しながら尋ねてみる。「あんまり効率的では無…

2015年10月5日〜2015年10月11日

スガダイローの刃文を聴いている。蓮の花が美しい。ピアノは単純にその音色だけで美しい。「帰ってたんだ。」夫はそれだけ言うと鞄を持って午前七時前に家を出て行った。もう、会話はこれ以上は起こるべくも無い。トーストを齧り八時前に自宅を出る。通勤に…

2015年9月28日~2015年10月4日

琵琶湖でドライブしてバーベキューをする夢を見た。「人間に疲れヤギになった男」というニュースを目にしていたのだが、また外国の変人かと無視していた。どうやら「ゼロからトースターを作ってみた」、文庫版では改題された「ゼロからトースターを作ってみ…

2015年9月21日~2015年9月27日

ブレードランナーを観たところ、大変感銘を受けた。これが初めての鑑賞ではないのだが、やっと作品のディテールを読み込めるようになったという事だろう。そもそも当初の鑑賞は中学生か高校生の頃まで遡る。おそらく何らかの媒体で評判が良い事を知ったのだ…

2015年9月14日~2015年9月20日

連日の勤務の為か、早朝目覚めてしまう。早めに自宅を出るとヒールを履いた女性は小走りに、その横を両手に鞄を持った男性が歩く。例えばこの男性がスーツを脱いだ無職になっても、二人の関係は続くのだろうか…経済力は重要だ、そんな結論しか出ない。リクル…

2015年9月7日~2015年9月13日

吉田一郎不可触世界のあぱんだを聴く。自宅を出ると目の前に若い男女が傘を差しながら歩いている。東京で生きる事に救われていると考えてみた。果たしてそうだろうか。高校生がだらしなく鞄を肩に掛け追い抜いて行った。確かに片田舎にいれば何かと窮屈な思…

2015年8月31日~2015年9月6日

霧雨程度の雨だと気がつき傘を畳むと、電線から滴る水滴がこめかみに落ちた。雨がもたらしたのは蒸し暑さだった。流されるがままにたどり着いた場所で得た出会いも、研鑽の上にたどり着いた場所で得た出会いも、共に等価だと気がついた。朝、制服姿の学生を…

2015年8月24日~2015年8月30日

外は意外にも涼しかった。自宅から百メートル程歩いたところでベルトを締め忘れた事に気がついた。来た道を引き返す。女性が着ているポロシャツがおそらくそのまま会社のユニフォームだった。エンジニアらしい。若い男女の睦まじい様を眺める。耳許で流れる…

2015年8月17日~2015年8月23日

隣に立っている十代の女性が捲る単語カードに目をやると poison とあった。なぜ俺が見た時に限って、という思いが拭えない。客先に向かう途中、須藤元気を見掛ける。たぶん、あれは須藤元気だと思うのだが、別段感動も無く、興味が無いという事がよく判った…

2015年8月10日~2015年8月16日

雨が降るという予報が出ている。よく見れば路面が濡れている。電車の乗客が明らかに少ない。世間はお盆休みという事らしい。思わずため息を吐きたくなる。洗濯物を干した後、着替えていると汗が噴き出した。駅に着く頃には汗塗れになり、我ながら呆れてしま…

2015年8月3日~2015年8月9日

夜、台所の電気を点けていた為か、蝉が窓の外で鳴く。電池が切れかかったのか如く、鳴き声が弱まっていく。ここで鳴いている場合で無いだろう、何よりうるさい。窓を叩くと格子に止まっていた蝉はビビッと鳴き、飛び立った。目の前に Juice=Juice のミュー…

2015年7月27日~2015年8月2日

早めに目覚めジーンズを洗い干す。遠くから猫の鳴き声、一軒家から女子高生が自転車で出掛ける物音が聴こえる。着替えて自宅を出る。一気に汗が噴き出る。駅構内の入口で手を繋いだ男女を見掛け正気かと思う。スタニワフ=レフの完全なる真空を読み終え、群…

2015年7月22日~2015年7月26日

友人がアパートの草刈りに参加していると同年代の男性と親しくなった。彼はポジティブ心理学なるものを信奉しており、いざ話し始めると発言を解釈して「要するに自信が無いって事ですよね?」等と応え友人を苛立たせた。ある時、自宅に何人かの友人を呼び飲…

2015年7月13日~2015年7月21日

朝早く起き洗濯物を干した。雨戸を開けると塀の上の猫がこちら見つめていた。外は暑く、隣に座った男性から校庭を走って汗と砂に塗れたかのような臭いがした。仕事の合間にパソコンでニュースを眺めていると大きな地震があり、また任天堂の岩田聡が亡くなっ…

2015年7月6日~2015年7月12日

思いの外、早く目覚めたので洗濯をする。外は雨、おそらく洗濯物は部屋干ししても乾かないだろう。サーキュレーターでも買えば良いのだろうが、一度部屋から外に落として以来、買うのを躊躇っている。足早に雨の中を駆ける女性。丈の短い長靴を履いているよ…

2015年6月29日~2015年7月5日

雑に作業着に身を包んだ中年の男性が隣に座った。腰に結んだ上着、紺色のTシャツから漂う乾いた汗の臭い。薄汚れた鞄から文庫本を取り出し背表紙の紹介文をじっと眺めている。本を裏返すと澁澤龍彦の夢の宇宙誌〈コスモグラフィアファンタスティカ〉とある。…

2015年6月22日~2015年6月28日

以前通っていた総合病院に赴いたものの、二年振りだった為に受付で弾かれてしまう。事務員によれば紹介状が無ければ三千円掛かってしまうという。決して安いお金では無いと思い、別の病院に赴く事にする。しかし近くに病院があったところで気軽に利用出来な…

2015年6月15日~2015年6月21日

スタニワフ=レフのソラリスを読み進める。食後、二時間程寝入ってしまった為に夜に眠れなくなってしまう。諦めて更に本を読み進め、切りの良いところで本を置く。既に空が明るみ始め、鳥の囀りが聞こえている。ため息しか出ない。余りにも馬鹿らしいので仕…