メモ

『奈義町現代美術館』

荒川修作+マドリン・ギンズの『遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体』について先日の記事にまとめたが、奈義町現代美術館にはその他の作品も展示されている。 まず美術館受付からも見える「大地」の部屋には、宮崎愛子作品『うつろひ』が展示が展示されて…

『奈義の龍安寺』に行ってきました。そして『龍安寺』にも行ってきました。

荒川修作+マドリン・ギンズの建築作品『遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体』は岡山県の奈義町現代美術館という場所にある。 長期休暇を利用、新幹線から岡山駅、岡山駅からJR津山線を利用、終点津山駅で下車、駅前のバスセンターから中鉄北部バス行方・…

福島県相馬市に行った事

GWに福島県相馬市を尋ねた。 東日本大震災後、南相馬市という言葉を何度も聞き、見る事になった。そして私は生まれた相馬市を意識する事になった。 生まれて4年程住んでいたので、おぼろげに記憶はあった。関東に移り住んだ後も、父母の実家の尋ねる際は父が…

『養老天命反転地』に行ってきました。

『三鷹天命反転住宅』に行ってから早一年、今回も御暇を頂く事になったので『養老天命反転地』に行って来ました。 『養老天命反転地』の概要は以下の通りです。 養老天命反転地は、現代美術家荒川修作と、パートナーで詩人のマドリン・ギンズのプロジェクト…

映像が語る少女失踪事件―『ドラゴン・タトゥーの女』追記

『ドラゴン・タトゥーの女』について以下追記する。 本作に於ける少女失踪事件の重要なアイテムとして登場するのは、複数の写真である。 複数の写真は、ミカエルとリスベットを少女失踪事件の犯人へと導く。 しかし、静的な写真だけでは意味はなさず、ミカエ…

「エエという事です」―『誰も寝てはならぬ』17巻

『誰も寝てはならぬ』第17巻(最終巻)を読んだ。 ついに『誰も寝てはならぬ』が終わってしまった。 「モーニング」の連載も目を通していたので、そろそろ終わりかもなぁとは察してはいたものの終わりは呆気なくやってきた。 主人公ハルキちゃんが好意を寄せ…

2011年過剰に今年観た・聴いた音楽について語る。

GRAPEVINE tour 2011“真昼のストレンジランド" [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2011/08/17メディア: DVD購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (9件) を見る GRAPEVINEは今年始めにアルバム『真昼のストレンジランド』を発表、その…

2011年3月11日前後について

3月11日に発生した地震について書き残そうと思っていたものの、直後に何かをしようとも思えず、かといって書こうという意欲を蔑ろにする気にもなれず、この時期に書き記す事にした。 新しい仕事を始め約1ヶ月が過ぎようとしていた。仕事の要領もそれなりに把…

『夢ばかり観ている場合じゃないぞ』

デスクに置かれた時計は「PM6:32」を表示している。そろそろ集中力の限界かなと思い席を立った。 まだパソコンに向かって作業している社員が部署を仕切るパーテーション越しに見えた。 オフィスを出るとエレベーターに見知った女性が乗り込むところだった。 …

モダン・アート,アメリカン 珠玉のフィリップス・コレクション

【夏に一人で赴いた神奈川県鎌倉市由比ヶ浜。砂浜にレジャーシートを敷き、曇天の空を見上げ、上半身を紫外線に晒し続けた。なぜかライフセーバーに「海が荒れているので気をつけて下さい」と声を掛けられ(それぞれ別人)、少し複雑な気持ちになった。そん…

Autopoiesis VS Phenomenology…

第一部 発現篇〜A氏の場合〜私の能力が発現したのは、紛れもなくあの日だった。私は当時、科学哲学において一定の業績を挙げ、その生活に満足しつつ、もっと成果を挙げる事が出来ると信じていた。しかし、何か決定的なものが欠けているとも自覚していた。語…

バタフライ効果の灰

将来学者になる小学二年生は人生に飽きて学校に火を点ける。 玄関に放置されたポリタンクの中に入った灯油を浸した新聞紙がビニール袋から匂いを発する。新聞紙から滴る灯油をこぼれないようビニール袋に入れたつもりが、ビニール袋の底から灯油が一滴ずつ滴…

『ロスコの部屋』

過去に『イースタン・プロミス』という映画について語る際、「イコン」に少しだけ言及している。 これは大学時代に現象学の講義で見知った事をそのまま書き綴ったものだが、イコンと現象学の関連性を講義で受ける中、ロスコの壁画はイコンと同じように志向性…

パウル・クレー展 おわらないアトリエ、あるいは同級生の訃報

高層ホテルのラウンジのソファーに腰を降ろした。眼前に広がる夜景は、震災以降による節電で幾分光が失しているかのように見えた。背後にはバーがありグラスが交わされる音と談笑が聞こえる。 手持ち無沙汰だったのでテーブルに置かれた会員制雑誌を手に取る…

こじ開けられる扉―『ルーキー』

サカナクション新譜『ルーキー』を購入。 ルーキーアーティスト: サカナクション,山口一郎出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2011/03/16メディア: CD購入: 1人 クリック: 57回この商品を含むブログ (45件) を見る 基本的にサカナクション…

抑制される音と身体―『The King Of Limbs』

Radiohead新譜『The King Of Limbs』をネット配信からダウンロードして購入。 ネット配信からダウンロードして購入。 非常にノリの良い曲でもあるのかなと思っていたが、非常にセンシティブにアレンジされていて曲を聴く度に新しい音を発見する。 一方でその…

白日の下では悪態さえも―『真昼のストレンジランド』

GRAPEVINE新譜『真昼のストレンジランド』を購入。 GRAPEVINEに最も魅力を感じるのは悪態を吐くという事。 その対象はファンであろうがなかろうが関係無く、冗談なのか本気なのか判らない。 しかし、私がGRAPEVINEに惹き付けられた理由は正にそこであり、そ…

『三鷹天命反転住宅』に行ってきました。

無職なったらとりあえず養老天命反転地にでも行こうと思っていましたが、調べてみると養老天命反転地は岐阜県にあるので積雪で入場が出来なかったり、施設の一部を改修していたりと時期的に微妙な状況だと判ったので、近場の三鷹天命反転住宅に行く事にしま…

2010年過剰に(意味を)読み込ま(め)ない音楽語り

風の歌アーティスト: GRAPEVINE出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2010/11/17メディア: CD クリック: 12回この商品を含むブログ (21件) を見る真昼のストレンジランドアーティスト: GRAPEVINE出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2011/01/19メ…

イワ嬢は「実践理性批判」を買えたのか?『ちくたくぼんぼん』第2巻

勝田文著『ちくたくぼんぼん』第2巻を読みました。 今回は断然1巻より面白く読めました。 特に今回は主人公イワ嬢が表情豊かに描かれており、著者が今まで用いなかった描写が見られます。もちろん笑いどころも多く、昭和初期の設定を活かして、サーカスやら…

代官山 UNIT〝戦狂のメリークリスマス〟

友人に誘われ、CEEPHAX ACID CREWが参加する代官山UNITの〝戦狂のメリークリスマス〟なるクラブイベントに行ってきました。 CEEPHAX ACID CREWの他にもDE DE MOUSE等も参加していましたが、CEEPHAX ACID CREWを聴くのが友人の目的なので体力温存の為、併設さ…

タクシー運転手の証言

深夜、環状7号線〜NHK〜渋谷駅前スクランブル交差点 「すいません、こんな遅い時間に。渋谷駅まで行って貰っていいですか」 「はい、かしこまりました。渋谷駅というとハチ公前でよろしいですか」 「はい、かまいません」 「それじゃ、ここだと反対方向だ…

高貴な方はニーチェを読まない―『プリーズ、ジーブス 第2巻』

勝田文著、原作P.G.ウッドハウス、『プリーズ、ジーヴス』第2巻を読みました。 お気楽なバーティーと執事ジーヴスのちょっとした騒動を描いたコメディの第2巻が発売されました。 今回はジーヴスとの出会い、「ちょっぴり頭が毛糸でできてる」ビッフェン氏、…

無職有閑クラブ

友人が「良質な音楽を提供してあげる」との事だったのでクラブに行く事になる。 大衆居酒屋みたいな名前の場所でラハーンなる人物が来日凱旋。 デトロイトだ何だ知識は無いので、おとなしくしていたがスポーツマンシップに則り、ダンスフロアに入りラハーン…

散歩、つまり余暇

前職で使用していたデジタルカメラを持って散歩に出かける。 特に撮りたいものがある訳でもなく、あくまで証拠保全的な意味合いでしかカメラを使用した事は無い。 しかし、おそらくそういう理解でしかカメラを使用していないので、そのようにしか写らないと…

UNIQLOCK完結か?『UNIQLOCK MIX』

2010年11月12日付けでUNIQLOCKが『UNIQLOCK MIX』に更新されています。 MIXと冠した名前通り、今までのシリーズを網羅した映像とBGMが流れています。 時報の際も、各シリーズに登場した演出がされています。 但し、シーズン3に登場した新UNIQLOCKメンバーが…

 芝生の上

空をまだら雲が覆っているものの久々の秋晴れだった。芝生の四方に「清掃作業中」の看板を立て、芝生内のゴミや石を拾いながら、ふと公園の隅に寝転がるスーツを着た男がいるのに気がついた。公園を溜まり場にしているホームレスは、清掃作業中の看板を立て…

部屋に帰って

ここ最近、壊した携帯電話の代わりにiPhoneを購入して、以前の友人たちと連絡を取っている。やれ仕事が忙しい、海外に行っていた、関西に移り住んだ、と色々な情報が入ってくる。何だ、皆、自由に生きているなと羨ましく思う反面、自由に見えるその生活の中…

 終 帰道に思う事

午後9時もまわった新宿駅西口でストリートミュージシャンが唄い、その想いを語り、それを5m離れた場所から聞く人々、ちらりと彼らを見ながら歩く人々、その中にいる自分を意識しながら、宝くじがあたらねーかなー、とか、今日の夜も松屋なのか、夜ゴハン位つ…

 南米のエリゼベス=テーラー 

菊地成孔を知ったの何時だったか忘れたが、図書館のなぜか回転棚だった場所に、天野喜孝のイラストで描かれた菊地秀行という作家の作品があり、別に手に取って読んだ訳でもなく、フーンとしていたら、その作家の弟が菊地成孔で、千葉県銚子市の食堂で生まれ…