2019年5月の音楽

今月は新譜とジャズ喫茶で知った旧譜を聴く。AppleMusicは貧乏性を発揮して精神的に疲弊するため利用を終了した。今月はColin Vallon Trio の三部作をよく聴いた。本当に素晴らしいと思う。 Mark Guiliana『BEAT MUSIC! BEAT MUSIC! BEAT MUSIC!』 Christian…

2019年5月11日/冷静な生活

令和元年5月1日、皇居周辺の路上で警察車両を目にする。職場で仕事をしている間に夜となった。雨は昼頃から翌日の深夜まで降り続けたようだった。友人の喫茶店に赴く。帰宅中、電車内で子どもが大いに泣いていた。高尾駅のホームの照明に虫が群がっている。…

2019年5月8日/珈琲と東山梨

友人が開業した珈琲店に赴く。開店日は令和元年5月1日である。仕事であれば車や特急を利用するところだが、せっかくの休みである事や予算を考え、以前と同様に新宿から京王線と中央本線を利用した。なお、新宿から中央本線を利用するより京王線を利用した方…

珈琲東山

友人がJR東日本中央本線/東山梨駅前に自家焙煎珈琲「珈琲東山」を開業した。 落ち着いた趣の店内。座席は10席程度 友人は大学卒業後、青山や京都のレストラン、ロンドンのミシュランスター1つ星の日本食レストランでウェイターとして経験を積んだ。帰国後は…

2019年4月30日/平静な生活

ジムのサウナで眺めた民放の天気予報によれば明日は雨になるらしい。気象予報士は天気は平成から令和のように変わるものでは無く、今日の続きなのだという趣旨をおどけて述べた。天気だけでは無く、おおよそのことは年号の変更では変わりはしないはずである…

2019年4月の音楽

今月は先月の継続で主にシフ=アンドラーシュのベートーヴェンのピアノソナタを聴いた。 なお、AppleMusic の利用はとりあえず辞めにした。 Schiff András ねごと Base Ball Bear Chara Schiff András Beethoven: The Piano Sonatas, Vol. I - Op. 2 and 7 (…

2019年3月の音楽

今月は主にECMレコードを聴く。参考にしたのは以下のブログとなる。 listening-log.hatenablog.com Schiff András Nik Bärtsch's Ronin Terje Rypdal Kim Kashkashian,Robert Levin,Robyn Schulkowsky Carolin Widmann,Dénes Várjon Schiff András シフ=ア…

2019年3月23日/春、3月の地下迷宮

小川一水の天冥の標の最終巻を読み終える。長い物語の余韻に浸っている。スマートフォンの広告で知った、花黒子の駆除人を読み終える。漫画版の淡々とした内容が面白かったため原作の小説を読む事にした。小説家になろうというサイトに掲載された作品を読む…

2019年3月12日/8年後の3月11日

仕事の用事を済ませる事を理由に自宅をいつもより少しだけ遅く出る。小雨が降っており、傘を差すか迷い、往来に出た人々の様子を眺め、傘を差さない事に決める。駅を出て雨風に吹かれながら大通りを渡り、病院を目指す。書類の記入を終え、事務員の書類の決…

2019年3月10日/天王星が牡牛座へ

Apple Musicを始めて今まで金銭的な事情で聴いていなかった作品を聴いている。仕事を終えバスを待つ。たまたま暖かい日だったためコートを脱ぐ。バス停前のコミュニティセンターから多くの女性が出て来る。男性の姿は無い。平日の日中にコミュニティセンター…

2019年2月の音楽

AppleMusicを導入後、音楽を聞き流すばかりになった。そんななか、繰り返し聴いたのはcero「obscure ride」、曽我部恵一、山中千尋「utopia」「monk studies」、狭間美帆「journey to journey」、スガダイロー「季節はただ流れて行く」だった。 Iron & Wine …

2019年1月の音楽

今年からAppleMusicを導入した。そのため、聴いたアルバムの備忘録として記録を残すことにした。 何でも聴くことができる環境を手に入れた結果、一聴はするものの、聴き込むということができなくなったような気がするが、遂には何が聴きたい音楽だったのかも…

黄金

ジョン=ヒューストン監督作品『黄金』を観た。過去に沢木耕太郎のエッセイで本作を知った。所収されたエッセイの作品名は覚えていない。ちなみに沢木耕太郎のエッセイでもう一つ印象に残っている映画は「大逆転」である。メキシコの港町でその日暮らしをす…

『ベルリン 天使の詩』

ヴィム=ヴェンダース監督作品「ベルリン 天使の詩」を観た。雑然と描写される白黒のベルリンと人々の暮らし。人々の傍には天使の姿があった。ある天使はサーカスで働く曲芸師の女性に惹かれ、永遠の生命を捨て、壁で隔てられた総天然色のベルリンの地に降り…

虚構の男

L=P=デイヴィス著、矢口誠訳「虚構の男」を読んだ。本書は知られざる傑作、とびきり変な小説を英米文学者で翻訳家の若島正と英米文学者で作家の横山茂雄が五冊ずつ選書して十冊刊行する国書刊行会「ドーキー・アーカイヴ」の一冊である。今、改めて本書の付…

2018年下半期の音楽

2018年下半期に聴いた音楽を以下の通りまとめた(→2018年上半期の音楽)。 なお、以下ではYou Tube等の動画を貼り付けている。 小埜涼子「NEWDUO series 005~010」 D.A.N.「Sonatine」 坂本龍一「BTTB (20th Anniversary Edition)」 Kendrick Lamar「To Pim…

2019年1月1日/いつでも、どこでも、だれとでも

新年早々、友人からメールが届き何かと思ったら福引でNintendo Switchを二千円で購入することができたらしい。早朝、久しぶりにランニングをした。スローペースで川沿いをなぞっていると、住宅街から雑煮の匂いが届くと共に朝日が昇った。2019年初の普段と変…

2018年12月23日/ヤクザ・警察・即興・宇宙・大久保の界隈

孤狼の血を観た。ヤクザと警察の過剰なバイオレンスを期待していたものの、あくまで警察ものの作品だと感じた。暴力に物足りなさを感じるのはアウトレイジの影響でフィクションの暴力を観る事に慣らされてしまったせいかもしれない。仕事の合間に喫茶店に赴…

泰平ヨンの航星日記

スタニワフ=レム著、深見弾・大野典宏訳「泰平ヨンの航星日記」を読んだ。 2016年8月半ばに読んだ作品となる。 さて、困ったことがある。それは私が本書の内容を全く以て忘れてしまったことである。しかも本書は泰平ヨンを主人公として連作集となるため、文…

銀河英雄伝説

田中芳樹著「銀河英雄伝説」を読んだ。 2016年7月~同年の8月に掛けて同作品を読んだ。きっかけはヤングジャンプで連載中の藤崎竜の漫画がきっかけになる。ちなみに新作のアニメは未見である。 自由惑星同盟と帝国、そして背後で暗躍する商業惑星国家の趨勢…

『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』

松尾衡監督作品『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』を観た。 菊地成孔がBGMでは無く物語内の主人公たちが聴くジャズ、ポップスの音楽に関わっていると知り興味を持った。 物語は菊地成孔のメッセージの通り「宇宙での悲惨な戦争」となり、随所…

2018年11月3日/投企

電車の車両を移動している際にドアが開いているにも関わらずドアを開けようという意識だけが先行した結果、ドアを閉めるという自体に陥り、透明なガラスに体当たりをする結果になった。 人はドアに付いた突起物をドアノブと認識して自然とドアを開ける事がで…

2018年9月24日/ホモ・ルーデンス

深町秋生の「インジョーカー」は外国人技能実習生の問題を扱っている。一方、ジェームズ=モンタギューの「億万長者サッカークラブ」は中東の出稼ぎ労働者のカファラ制度を取り上げている。どちらも現代の奴隷制度と言われている。 ふと、古代ギリシアの哲学…

2018年8月20日/如才無い故に所在無い

マンションに挟まれた古びた一軒家。モルタルの壁には共産党のポスターが掲示されている。 以前、一軒家の主と思われる老人がスーツに身を包み片手にノートパソコンを持った男性に熱心に声を掛けられていた。土地の売買の交渉だろう。元は一軒家の一階には工…

2018年7月1日/直接には関係せず影響を及ぼす

ふと空を見上げると雲の合間の月が眩しい。梅雨が明けた翌日の夕方、ランニングに出掛けると蝉の鳴き声が聴こえた。駅のベンチの前で横になる男性と、男性を囲む警察官を車窓越しに垣間見る。平野啓一郎の『ある男』を読み終える。長編ではあるが前作の『マ…

2018年6月17日/印象

学校で学んだ文学作品で印象に残るのは、山月記の他に夏の葬列が挙げられる。 中学校の選択科目の授業で教師が取り上げたのが、山川方男の夏の葬列だった。授業は時間を掛けて精読するというより、読んだ感想を語り合うものだったと記憶している。当時、何を…

2018年上半期の音楽

2018年上半期に聴いた音楽を以下の通りまとめた(→2017年の音楽)。 最近は金欠になり、音楽を購入して聴くことは無くなっている。定額制の音楽配信サービスも利用していない。 とは言え、今まで聴いてきた音楽を改めて聴く機会が得られたと思うことにしてい…

2018年5月20日/変身譚

死ぬこと以外に人間を辞める方法を考えると、山月記における李徴は虎になれて良かったのではないか。李徴の不幸は虎になった後、人間として意識を保っていたことである。人間として意識を保っていたのは、物語が成立するための要請であり、李徴が人間であっ…

2018年4月30日/変身譚

「気が付くと(省略)既に虎となっていた。自分は初め眼を信じなかった。次に、これは夢に違いないと考えた。夢の中で、これは夢だぞと知っているような夢を、自分はそれまでに見たことがあったから。どうしても夢でないと悟らねばならなかった時、自分は茫…

2018年4月18日/春の功罪

オレンジ色の夕陽が沈もうとしている。しかしながら、茨城県の片道一車線の高速道路の渋滞に巻き込まれている状況のため、余り完璧なロケーションでは無い。美しいと感じるのは自らの慰めのためでは無いかと思われた。オレンジ色の夕陽が美しいのは孤絶して…